出雲大社izumotaishya




神迎祭(かみむかえさい)は神在祭の前夜、旧暦の10月10日夜19時に稲佐浜(いなさのはま)から始まります。毎年、全国各地の神々がこの出雲の地に集まって、国の運営について会議をする為で、全国の神々は竜神(海蛇)の先導で海を渡り、この稲佐浜に到着されます。それをお迎えするのが神迎祭となるわけです。稲佐浜で「神迎神事」が終了後、出雲大社までの約、3Kmの道のりを、神々が乗り移った「ひもろぎ」を絹垣(きぬがき)で覆い、それを神職が左右からガードするような隊列を組んで出雲大社にお連れします。 大社に着かれると、神楽殿において再度、神迎祭が執り行われ、これが終わると神々は東西の十九社に鎮まられます。 順序としては(1,稲佐浜−2,神楽殿−3,東西十九社) ・神在祭(かみありさい)旧暦の10月11日から17日まで、全国の神々が出雲大社に集い、神議りをされるので、他の地方ではこの月を神無月といい、出雲地方では、神在月と呼びます。神在祭は稲佐浜で神迎祭が行われた翌日から始まり、旧暦:10月11〜17日までの7日間行われます。その間に神事(幽業、かみごと)、人生諸般の事どもを神議り(かむはかり)にかけて決められるといわれています。神々の会議処は上宮(かみのみや、大社の西方800m)にあり、そこで神在祭を執り行います。神等去出祭(からさでさい)出雲地方では大社の神在祭が終わると、引き続いて佐太神社で旧暦:10月17から神在祭が始まります。そして最終日の26日には万九千社で一連の行事を締めくくり、神々たちはそれぞれの国に御帰りになります。神等去出祭は旧暦10月17日と26日に執り行いますが、17日は大社からお立ちになる日、26日は出雲の国を去られる日になります。




神迎祭(かみむかえさい)が行われる稲佐浜(いなさのはま)
全国の神々は竜神(海蛇)の先導で海を渡り、この稲佐浜(いなさのはま)に到着されます
中央にあるのは弁天島の写真








稲佐の浜では、御神火が焚かれ、龍蛇(海蛇)を神々の使者としてお迎えする神迎えが行われる。







稲佐浜(いなさのはま)19時から神迎祭(かみむかえさい)が始まる
毎年、全国各地の神々がこの出雲の地に集まって、国の運営などについて会議をする




稲佐浜(いなさのはま)の「神迎神事」の写真




稲佐浜で「神迎神事」が終了後、出雲大社までの約、3Kmの道のりを、神々が乗り移った
「ひもろぎ」を絹垣(きぬがき)で覆い、それを神職が左右からガードするような隊列を組んで出雲大社にお連れします。




神職、信者、一般者が全国から来られた神々と供に出雲大社までの3Kmの
道のりをゆく




出雲大社に到着、神楽殿でも神迎祭が行われる




神迎祭が終了したら東西の十九社に神々が宿られます。一夜が明けたら
出雲大社で神在祭が始まります。




神等去出祭(からさでさい)=出雲大社の神在祭が終わると神々は佐太神社に移動されます。
引き続いて佐太神社で旧暦:10月17から神在祭が始まります。




最終日の26日には万九千社で一連の行事を締めくくり、神々たちはそれぞれの国に御帰りになります。





出雲大社=島根県簸川郡大社町杵築東にある出雲大社の正式名称は「いずものおおやしろ」ですが、杵築(きずき)にある所から杵築大社とも呼ばれ、日本NO1のパワースポット、縁結びの神様として全国に知られています。出雲大社は大黒様(だいこくさま)別名(大国主神:オオクニヌシノミコト)を祀り、国引き神話の中心人物として因幡の白ウサギを救ったことでも有名です。旧暦の10月11日から17日まで、全国の神々が出雲大社に集い、神議りをされるので、他の地方ではこの月を神無月といい、出雲地方では、神在月と呼びます。前日の10日の夜には海から来る神々を迎えるために稲佐の浜(いなさのはま)で神迎(かみむか)えの神事が行われ、神の使いである龍蛇(りゅうじゃ)を出雲大社本殿に納めます。また日本最古の大社造りの神社としても有名で、正面の神楽殿には長さ8メートル重さ1.5トンの大しめ縄があります。出雲大社祭礼年間72回。交通=出雲空港〜出雲大社までバスで35分・出雲市駅〜出雲大社までバスで30分
●出雲大社神楽殿 ●出雲大社本殿 ●出雲大社拝殿 ●仮殿遷座祭
●出雲大社境内 1  2. ●彰 古 館 ●神迎祭 ●古事記と日本書紀