鉄の歴史村/菅谷たたら山内
菅谷たたら山内:島根県雲南市吉田町吉田4210-2・吉田町でたたら製鉄が始まったのは鎌倉時代であるといわれています。この時代は「野だたら」といわれる移動式の製鉄法が行われていたそうです。高殿を構えて操業が行われるようになると、村内のあちこちで盛んにたたら製鉄が行われるようになります。木炭の炎で高温になった炉の中に砂鉄を投入して鋼や銑鉄のかたまり、ヒ(けら)を産出するたたら製鉄は宝暦元年(1751)から大正10年(1921)まで約170年間続けられました。製鉄の炎が消えてから、たたら師たちは炭焼きで生計を立てるようになりますが、その時に倉庫代わりにしていたのが製鉄の拠点であった高殿(たかどの)でした。菅谷たたら山内:入館料一般 300円(団体20名以上250円)小、中学生 200円(団体20名以上150円)開館時間9:00〜17:00(入館は16:00まで)休館日月曜日(祝日の場合は翌日)

大銅場と元小屋
・・・画面サイズ1024×768で適正化・・・

大銅場の水車を回した水は集落の中央を通る道に掘られていた地下の水路に流れ込み、
さらに内洗場を通って砂鉄の精洗と小銅場の水車にも使われたのち川へ落とされました。
水車の動力は鍛割り作業と2台の輸をピストン操作させて炉に空気を送りこむ送風作業に利用されました。
鍛割り作業と炉の送風作業用に水車が使われた。
大銅場 左が大銅場、右が菅谷高殿受付(村下屋敷)入館料はこちらで。一般¥300
大銅場:約500貫の分銅を水車の力で引き上げ落すことで炉で産出されたヒ(けら)を40貫くらいの塊にする。 元小屋
元小屋:山内全体を差配する事務所で内倉と呼ばれる作業場、事務所、居住部屋からなっています。
元小屋の中にある大八車
ランプ
事務所、居住部屋
鋼造り場の道具
小銅場:大銅場で粉砕した鋼を更に細かくする。
作業場全景
五右衛門風呂
階段:小物入れが一体化している
2階から見た大銅場

台所 囲炉裏 囲炉裏 火鉢


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参考
鉄の歴史博物館:たたら製鉄の歴史、技術、道具を展示、鉄山師田部家の紹介。また、吉田町出身の彫刻家、内藤伸記念室では、作品、愛用品、蔵書、遺品を展示しています。その他たたら製鉄操業の様子を映画「和鋼風土記」で上映。島根県雲南市吉田町吉田2533入館料一般 500円(団体20名以上400円)小、中学生 250円(団体20名以上200円)開館時間9:00〜17:00(入館は16:00まで)休館日月曜日(祝日の場合は翌日)
鉄の未来科学館:世界初のイギリスのコークス炉・オールドファーニス、橋野高炉、菅谷たたら製鉄炉を通して人間と鉄とのかかわりや未来を考えます。たたら鍛冶工房:ナイフショップを併設して、たたら製鉄で産出したヒ(ケラ)で小刀を製作しています。島根県雲南市吉田町吉田892-1入館料一般 500円(団体20名以上400円)小、中学生 250円(団体20名以上200円)開館時間9:00〜17:00(入館は16:00まで)休館日月曜日(祝日の場合は翌日)