玉造温泉はその昔、大国主命(大名持命)とともに国造りをしたと伝わる、少彦名命(スクナヒコナノミコト)が発見したという温泉で、大国主神(オオクニヌシノミコト)の知恵袋として出雲国建国に協力し、医療医薬や秘術を用いて、草根木皮を医薬として人命養護の道を拓かれた温泉開発の神として、多くの温泉地や温泉神社で祀られています。神の湯"と呼ばれた玉造温泉は、大国主命(別名、大名持命)と少彦名命の二神で温泉療法を開かれたと伝えられ、JR玉造温泉駅から2kmほどさかのぼった玉作川(玉湯川)流域には、1300年前から涸れることなく滾々と湧き出る温泉が観光客を癒し続けています。
神話に登場する温泉
ひとたび濯れば形容端正しく、再び浴すれば万の病
ここぞとに除こる・・・出雲国風土記より
玉造温泉街一望:手前の円形の建物は 島根県出身の建築家、高松伸の設計で、玉造温泉の「玉」をテーマにした
斬新なデザインが印象的な玉造温泉ゆ〜ゆで、世界で初めて太陽光発電システムを採用しています。
玉造温泉街を流れる玉湯川を挟んで旅館やホテルが並ぶ
玉湯川の中央には多くの飛石が点在し、それを挟むように遊歩道が続く
玉造温泉の川縁の足湯に浸かる観光客:もちろん無料、着替え場なんてありません。ズボンを少しめくって入るだけ、
通りすがりに入るだけでも気分は最高です!血液の循環がたちどころに良くなって頬は健康色、
脂肪も燃焼するのでダイエット効果にもなります。それで万病に効くというのですから
やはり神の湯にふさわしいですね〜
足湯のアップ:カップルの姿も良く見かけます
効能:神経痛,筋肉痛,関節痛,肩こり,冷え性,胃腸病
腰痛,リューマチ,婦人病,高血圧,動脈硬化,湿疹
源泉70度Cと表記してあります。足湯は、熱めとぬるめで分れていますので
好みに応じて選択できます源泉の温度50度〜72度を保っている玉造温泉の湯元は個々にあって、計18ヶ所です
勾玉(まがたま)このような形の水晶が近くの花仙山から発掘されています
玉造温泉、川辺の出湯跡:説明文を拡大する
玉造温泉は、わが国でも最古の温泉の一つ。約1300年前の、奈良時代に書かれた「出雲国風土記」の「川辺の出湯」として登場する。その要約は次のとおり
「川辺にお湯が湧いている。毎日のように市がたち、老若男女で賑わい、人々は酒宴を楽しんでいる。このお湯に入れば誰でも美男美女になり、
あらゆる病気もたちどころに直ってしまう。人はみな神の湯と呼んでいる。」
玉造湯薬師如来安置
海を渡った鐘:説明文を拡大する
この鐘は1923(大正12)年に作られ、玉造のお堂の軒先に吊るされていました。ところが終戦、(1945)年前後から
隠岐郡西郷町原田地区で消防の半鐘として使われるようになりました。隠岐に渡った理由は不明です。近年、胴部に
「玉造」の文字があることがわかり、西郷町のみなさまのご好意により、2000年5月に玉造に返されました。
玉造温泉ゆ〜ゆ
島根県出身の建築家、高松伸の設計で、玉造温泉の「玉」をテーマにした
斬新なデザインが印象的な温泉で、世界で初めて太陽光発電システムを採用しています。
営業時間:午前10時〜午後10時(入浴最終受付時間午後9時20分まで)休館日:月曜日(祝日の場合は翌日)
(株)玉造温泉ゆうゆ島根県八束郡玉湯町玉造255番地TEL(0852)62-1000:入浴料金=大人(中学生以上)\600
小人(小学生)¥300・幼児(小学生未満)無料・朝風呂(日曜日、お正月、ゴールデンウィーク、お盆など)午前6時〜午前7時30分