静之窟(しずのいわや)大田市静間町:浸食作用でできた海食洞で大田市指定文化財天然記念物。万葉集(巻二)に「大なむち、少彦名のいましけむ、志都の岩室は幾代経ぬらむ」(生石村主真人)と歌われ、大巳貴命(おおなむちのみこと)、少彦名命(すくなひこなのみこと)の2神が、国土経営の際に仮宮とされた神話の洞窟。江戸初期まで洞窟の前には滝の前千軒という集落があったが明暦二年(1656年)四月の大津波で一瞬にして海中に没したと伝えられる。窟内は奥行き45メートル、横幅30メートル、高さ15メートルほどあり、中央に万葉歌碑が建てられている。近くの垂水集落には大巳貴命、の二神を祀る静間神社がある。少彦名命アクセス:JR静間駅徒歩30分 |