鳥取県東伯郡三朝(みささ)町三徳山(みとくさん・標高900m)原始山岳仏教の霊場として栄えた三徳山三仏寺は古くは「美徳山」と呼ばれ、今もなお、山岳信仰の中心となっています。寺伝によれば、慶雲3年(706年)に役行者(えんのぎょうじゃ)が三枚のハスの花びらを散らして、仏教に縁のある所に落ちるようにと祈ったところ、その一枚が三徳山に落ちて開山したと伝えられる修験道場でその後、嘉祥(かしょう)2年(849年)慈覚大師円仁(えんにん)が、釈迦・阿弥陀・大日の三仏を安置したことから三佛寺(さんぶつじ)と称したと伝えられている。*標高470mにある絶景スポットの投入堂(なげいれどう)は、断崖絶壁の岩窟にスッポリと納められており、その昔、役小角(えんのおづね)が呪文で投入堂を縮小して下から投げ入れたという伝説が残っている。「収蔵物」投入堂棟札:古材(国宝)・木造蔵王権現立像7体(重文)木造十一面観音立像(重文)・銅鏡(重文)・源頼朝奉納刀、釈迦誕生仏ほか。*投入堂までの所要時間:往復1時間30分かかるが天候次第で入山禁止になります。両手両足を使ってよじ登る箇所がありますので、それなりの準備が必要です。・入山料:投入堂まで大人600円・本堂まで400円交通=JR山陰本線倉吉駅より日ノ丸バス三徳山行40分 |