愛と感動の詩(歌詞集)/虫の知らせ
何事にも前触れ予感 虫の知らせは付きもので
悲しみが突然 やって来るのではない事を
君に伝えておこう・・・
それはつくしん坊よりも早く どこにでも見境なく顔を出したがり
春が来る前に己の春を 告げる人のように
あるいは開店10分前から ガラス扉にへばり付いて
ひたすらパチンコ店の 軍艦マーチを待つ人のように
商売繁盛にも それなりの虫の知らせがある
虫といえば十虫十色
もう少し静かに お昼を告げてほしい 腹の虫!
雨降りぬかるみ 額は滑りますよ 転倒虫!
失恋ですか?食あたりですか?今日は不機嫌な 全然虫!
そんなもの飼っても 成績は上がりませんよ 百取り虫!
その他に とっても気になる虫がいる
薄くて 悩んだ事がありませんか?毛虫!
色々、色々、色々、色々、虫はいるけど
悲しみを予知するのは さしづめ勘の虫!
悲しみはインベーダーゲームのように
一つのパターンがあって
それさえ覚えてしまえば 百円で喜びに変わってゆく
世の中には 全世界を敵に回す恐い虫もいる
集団心理と野次馬根性 影で操る 信号虫!
赤信号みんなで渡れば 恐くないと囁くけど
本当に恐いのは 人に連ねて渡ってしまうその気持ち
ああ願いは信号虫 無視する虫になりたい
自分にその気がなくても、そのようにさせてしまう虫が存在しています。例えば信号無視をする
つもりは無いのだけれども交差点の直前で意識が跳んでしまったり、或いは黄信号にもかか
わらず、まだ間に合うと虫にせかされて出会い頭の接触事故を起こしてしまう。これらは皆
この虫の仕業なのです