愛と感動の詩/花のように


野に山に それと君の髪にも
一輪頬染めて ムラサキ薫る
花はどうして カラフルに咲いているの?
実るだけなら 目立たなくてもいいのにね
それはきっと 貴方を喜ばす為だろう
少しずつ色付く 紫陽花のように
やがて貴方も 大人の色に染まる
その時には 花の気持ちを思ってほしい


毎日ほころぶ 屈託ない笑顔
暖かく爽やかな 向日葵に似ている
君はどうして ニコニコと囁きかけるの?
辛かったら 苦しいと言えばいいのにね

それはきっと 貴方を慰める為だろう
涙にも色があり 七つの味がする
一つずつ噛み締めながら 優しくなって
花のように彩り添える 人になってゆく


何の目的もなく咲いている花はありません。それぞれに意味があり、花格があるのです。
同種の花であっても千差万別、人の姿のように顔形が皆違うのです。花にも喜怒哀楽が
ある事を知っていますか?泣いたり笑ったり、考えたり記憶したりもします。そして花の心
は花びらに滲み、人の心は顔に滲みます