玉作湯神社(たまつくりゆじんじゃ):島根県松江市(旧八束郡)玉湯町にあるこの神社は、JR玉造駅から玉湯川に沿って2kmほど遡って、温泉街をぬけた辺りにある式内の古社で、櫛明玉神(クシアカルタマノカミ
:勾玉等の宝玉製作の祖神)と大名持神(別名は大国主命:オオクニヌシノミコトで当地の玉造温泉発見の守護神)少彦名神(スクナヒコナノミコト温泉療法、薬、秘術の祖神)五十猛神(イソタケノミコト:山林育成、植林の祖神)が祀ってあります。又、近くにある花仙山は勾玉の原石となる赤・白・青の瑪瑙や水晶の原産地であった処から、日本書記には櫛明玉神が天照大御神(アマテラスオオミカミ)に勾玉を献上したと記録されています。発掘品などは松江市立出雲玉作資料館で展示されています。更に奥に行けば稲荷大明神の風化したキツネなどがあり歴史を感じさせてくれます。
玉作湯神社(たまつくりゆじんじゃ)の鳥居
玉作湯神社:本殿
玉作湯神社:出雲玉作跡出土品収蔵庫
古代の住居形ハニワ模した建築で1960年に完成しました。中には古代玉作り資料が
約700点収蔵、玉類184点、砥石162点、古代ガラスなどで国の重要文化財に指定されています。
本殿を護る親子獅子
本殿内部
御神水真玉の泉:湯山主之大神を祀る
本殿右側面から見る
稲荷大明神
稲荷大明神を守護するキツネ
鳥居の左右で見張り番をするキツネ
玉造要害山城跡
玉造要害山城跡空掘跡
玉造要害山城跡空掘跡