金持神社
金持神社(kamochijinjya)=鳥取県日野郡日野町金持にある全国一の縁起が良い神社・御祭神は天之常立命(アメノトコタチノミコト)八束水臣津努命(ヤツカミズオミズノミコト)淤美豆奴命(オミズヌノミコト)の三神を祀り、近世までは三体妙見宮と呼ばれていました。創立年代は不詳ですが、何とも御利益がありそうな縁起の良い名前の神社です。弘仁元年(810年)に出雲国薗妙見宮の神官の次男が伊勢神宮参拝の道中、金持の地まで来るとお守り袋に入れてあった玉石が急に重くなり、宮造りをするようにとの神夢を見ます。このお告げに従って玉石を里の氏神として宮造りをしたのが由来で、その後、開運伝説が囁かれるようになります。太平記で後醍醐天皇が隠岐島から脱出の際、元弘の忠臣・金持景藤が必勝祈願をしたと伝えられています。また当地、根雨出身の画家濱田壽峰氏により、平成15年8月吉日、「龍神之図」が奉納され(中国唐時代から伝わる珍しい画法で、筆は一切使わずに手、指、爪で描く)縁起に拍車をかけています。





金持神社に奉納された「龍神之図」 濱田壽峰氏