池田仲博侯爵が片山東熊工学士に設計依頼して橋本平蔵工学士が監督したルネッサンス様式の建物
仁風閣=鳥取市東町2丁目・鳥取藩主池田家の居城、久松山の鳥取城跡前に建つ洋風建築物が国の重要文化財仁風閣です。明治40年(1907)5月に建築された仁風閣は池田家第14代当主、池田仲博侯爵が片山東熊工学士(赤坂離宮、京都国立博物館などの有名建築を設計した宮廷建築の第一人者)に設計依頼、橋本平蔵工学士が監督したルネッサンス様式の建物で、明治39年9月に着工してから、わずか8ヶ月間で完成させてしまう当時の技術力に感心させられます。ちなみに建築費は4万4千円と、市役所予算に匹敵する程の金額だったようです。現在の仁風閣周辺は桜、紅葉の名所として知られる久松公園になっています。



・・・画面サイズ1024×768で適正化・・・

池田家の第14代当主池田仲博侯爵






仁風閣:フレンチルネッサンス様式を取り入れた白亜の木造瓦葺で正面はセグメンタルペディメントの軒飾り、スクロールを使用、
瓦屋根には、クラウン型の棟飾りがあります。明治40年の嘉仁皇太子殿下の宿舎として使用されました。
その後、仁風閣は公会堂、迎賓館、県立科学博物館として使用されてきましたが、
昭和48年6月に重要文化財の指定を受け、昭和49年から昭和51年まで
約、2億円をかけて修復工事を着工、同51年11月3日に
現在の仁風閣として公開されました。









仁風閣:入口
鳥取県下ではじめて電灯がが灯され、シャンデリアは当時のまま残されています










仁風閣へようこそ(仁風閣概要)











仁風閣:御道具置場










仁風閣:螺旋階段










仁風閣:県官出張所











事務室に展示される冬の仁風閣、写真
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