県指定文化財(銀山川の支流に架かる十五枚の石を組合わせて造ったもの)
拝観料大人:500円(団体350円)小人:300円(団体200円)開館時間:午前8時~午後5時アクセス:JR仁万駅から石見交通バス龍源寺間歩行きで15分、代官所跡下車、徒歩10分。大森下車、徒歩1分
石見銀山(島根県大田市大森町にある為に大森銀山とも呼ばれる)2007年世界遺産に登録=島根県大田市にある石見銀山が繁栄していた頃には、銀鉱石が大量に採掘され、小判などに加工されて毛利氏、大内氏、尼子氏、といった戦国大名や江戸幕府の財源として使われました。17世紀前半には石見銀山から採掘された銀の産出量は年間約1万貫(約38t)と推定され、世界の産出銀の約3分の1を占めていたそうです。当時、外国から見た石見地方はプラタレアス(銀)諸島と呼ばれ、日本銀を積むのが主要な目的の船をナウ・ダス・プラタス(銀船)、採掘された銀は佐摩村にあったことからサーマ銀=ソーマ銀と呼ばれ、朝鮮半島や中国~ポルトガルやスペインなどにも広く知られていたようです。また、石見銀山初代奉行「大久保長安」の名前を付けたと言われる大久保間歩(おおくぼまぶ)は現在未公開ですが、石見銀山の中で一番大きな銀坑道となります。大久保間歩の早期公開が期待されます。

石見銀山は1969年4月14日に「石見銀山遺跡」として国指定史跡(文化財)に指定されました。石見銀山で産出された銀を使って作られた銀貨には次のものがあります。・御取納丁銀(おとりおさめちょうぎん)室町時代・永禄3年(1560)天皇の即位式の費用として、毛利元就が献上したもの。・石州文禄御公用銀(せきしゅうぶんろくごくようぎん)安土桃山時代・豊臣秀吉が文禄2年(1593)の朝鮮出兵時に石見銀山から採掘した銀で、この石州文禄御公用銀を造ったとされる。・石州銀(せきしゅうぎん)安土桃山~江戸時代に石見銀山で灰吹法によって作られた銀。銀鉱石(原石)から採りだした石州銀小判(大)と石州銀小判(小)もあります。石見銀山龍源寺間歩の公開坑道部分の長さは273m:世界遺産に登録されましたので相当数の観光客が訪れると思われます。更に仁摩町で生まれた「左官の神様」松浦栄吉の大正時代の作、鏝絵(こてえ)なども見逃せません。左官職人の芸術といわれ、土蔵の壁などに漆喰(しっくい)を使って浮き彫りに描く、石州左官職人の鏝絵(こてえ)が周辺の民家や寺院に沢山残っています。(鳳凰、牡丹、菊、鶴、亀、巾着、松、梅など)●京阪神方面アクセス・米子自動車道経由-山陰自動車道(宍道IC)-国道9号線-仁摩瑞穂線-石見銀山●中国縦貫自動車道経由(三次IC)-国道54号線-邑智赤来線-国道375号線-大田桜江線-石見銀山●広島(九州)方面から中国縦貫自動車道経由-浜田自動車道(浜田Jct経由)-山陰道江津道路(江津IC)-国道9号線-仁摩瑞穂線-石見銀山●中国縦貫自動車道経由-浜田自動車道(大朝IC)-国道261号線-川本波多線-仁摩瑞穂線-●石見銀山入場料大人400円・子供200円 TEL0854-89-0347
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